METHOD 2

STORY
経済的判断に
絶対解は存在しない
直観や先入観、自らの願望やこれまでの経験、他人からの助言や影響…
人は投資などの経済的判断を行うとき、
その時点で得た情報を都合の良いストーリーで解釈する傾向にあります。
ただ、前例のある過去と同じ出来事が起こる確証はありません。
同様に、資産形成の方法に絶対の正解はありません。
重要なのは自らの人生の目的や幸せの尺度に照らし合わせ
将来をイメージしたうえで計画を立てること。
資産形成や資産運用の最適解は
あなた自身にしか決めることができないのです。
Q1
他人の資産形成が
正しいとは限らない
資産形成を検討する時、何から始めるべきか分からない、何が正解なのか分からない。そんな悩みを抱える人は多いでしょう。世の中に資産形成の方法は数多く存在し、それぞれの分野で専門用語が使われています。そのことが資産形成に対するハードルを上げ複雑さを助長しています。
最適な資産形成の方法は何か?それを紐解くには2つのポイントを押さえておく必要があります。

PSYCHOLOGY
心理学で読み解くキーワード
確証バイアス
ひとつ目は「人は魅力的なフィクションを信じてしまう」という心理です。
金利予測や業績動向など、日々世界中を様々な市場予測や経済ニュースが駆け巡っています。SNSでは魅力的な儲け話が流れ、経済アナリストが次に来る株銘柄を予測し、あなたの同僚が利益が出た投資話を持ちかけてくるかもしれません。ただし、前提として人は市場予測がとても苦手です。にも関わらず、市場予測や誰かのアドバイスが正確で有用であると考えてしまう傾向があります。予期もしない出来事が大半を占めている世の中なのに。

ひとつ目は「人は魅力的なフィクションを信じてしまう」という心理です。
金利予測や業績動向など、日々世界中を様々な市場予測や経済ニュースが駆け巡っています。SNSでは魅力的な儲け話が流れ、経済アナリストが次に来る株銘柄を予測し、あなたの同僚が利益が出た投資話を持ちかけてくるかもしれません。ただし、前提として人は市場予測がとても苦手です。にも関わらず、市場予測や誰かのアドバイスが正確で有用であると考えてしまう傾向があります。予期もしない出来事が大半を占めている世の中なのに。
心理学者のフィリップ・テトロックは「我々は、自分たちは予測とコントロールが可能な世界に住んでいると信じたいので、その欲求を満たしてくれる権威ある人物に目を向ける」と述べています。実際に、資産形成に唯一の正解はないにも関わらず、そうあって欲しいと望むストーリーを信じることで決断を行う人は多いと言えます。
「自分が真実であって欲しいと願うこと」と「客観的に真実だと思われること」を区別して考えることが、経済的判断においては重要になってきます。

ECONOMICS
行動経済学で読み解くキーワード
プロスペクト理論&
現在志向バイアス
ふたつ目は「日本の資産形成商品やサービスは企業目線のものである」という事実です。
保険なら保険会社、株は証券会社、投資信託は銀行、不動産は…といった具合に、日本の資産形成や投資関連のサービス・商材は基本的に組織によって分断されています。さらに、究極的にはどの会社も自社商品を売るために営業活動を行っているのが現実です。もちろん一つひとつの商品にメリットはあるかもしれませんが、資産形成や運用運用において万人にとって特効薬になるようなものは存在しません。

ふたつ目は「日本の資産形成商品やサービスは企業目線のものである」という事実です。
保険なら保険会社、株は証券会社、投資信託は銀行、不動産は…といった具合に、日本の資産形成や投資関連のサービス・商材は基本的に組織によって分断されています。さらに、究極的にはどの会社も自社商品を売るために営業活動を行っているのが現実です。もちろん一つひとつの商品にメリットはあるかもしれませんが、資産形成や運用運用において万人にとって特効薬になるようなものは存在しません。
行動経済学的に見ても、人は理性だけでなく直感や感情によって判断を下しています。提案されるがままに契約する行為は、プロスペクト理論(損失回避)や現在志向バイアス(目先の利益優先)がかかった状態で「提案者側ですでに決められたものを選ばされている」とも取れる行動です。

何のために資産形成をするのか?
では、資産形成において何が最も重要なのでしょうか。
それは「自らの明確な資産形成の目的やゴールを持つ」ことに他なりません。旅行の目的地が決まっていないのに移動手段を考えることができないのと同じように「何のために資産形成をするのか」が決まっていない状態で、自分にとって最適な方法を決めることはできないでしょう。

Q2
人生目標×才能×資産=自己実現
資産形成の目的やゴールを決める。それは「自分の人生について考える」ことと同義だと言えます。


とりあえず節税したい、とりあえず資産を運用したいと手段ありきで進めてしまうと、思いつくまま、勧められるままに投資を始めてしまうことになります。その結果、短期的にはメリットを感じられたとしても、中長期的に「なぜこの方法を取っていたのか」「この方法が自分に取って本当に最良なのか」と、ポートフォリオを見返しながら悩む時がいずれ訪れます。
資産運用の解説本やインターネットの記事には、用語の解説、Howto、運用によるメリットやデメリットなど情報があふれています。ただし、それらの内容をいくら熟読して知識を蓄えたとしても、そこに資産運用の正解は載っていません。なぜなら、すべての人にとって最適な資産運用の方法は世の中のどこを探しても存在しないからです。


資産形成に絶対解はありません。ただし、あなたにとっての最適解はあります。
それは「自分の人生を良くするという目的、自己実現や理想の生き方ために逆算して運用を行う」ことです。資産を活用することで、自分の生き方を後押ししてくれるような財産基盤へと発展させていく。やりたい人生を叶えるため行うのが資産運用、それを継続させる環境こそが資産管理なのです。まずは「何のためにそもそも資産を作るのか?」という目的から決める必要があるのです。
ECONOMICS
経済学で読み解くキーワード
逆算思考
そのために必要なのが「逆算思考」です。
スコットランド人の発明家であるジョン・シェパード=バロンは、ATMの生みの親として知られています。1960年代のある日の夕方、彼は現金を引き出そうと銀行を訪れたが、数分前に営業が終了していたため受け付けてもらえませんでした。「自分の預金口座からいつでもどこでも現金を引きだす自由があってしかるべきだ」と考えたバロンは、預金者に無人で現金を払いだす方法を模索します。そして、チョコレートバーの自動販売機を見て考えたのです。チョコレートを現金に置き換えられないか、と。

そのために必要なのが「逆算思考」です。
スコットランド人の発明家であるジョン・シェパード=バロンは、ATMの生みの親として知られています。1960年代のある日の夕方、彼は現金を引き出そうと銀行を訪れたが、数分前に営業が終了していたため受け付けてもらえませんでした。「自分の預金口座からいつでもどこでも現金を引きだす自由があってしかるべきだ」と考えたバロンは、預金者に無人で現金を払いだす方法を模索します。そして、チョコレートバーの自動販売機を見て考えたのです。チョコレートを現金に置き換えられないか、と。
「現金を確実に払いだす方法」から逆算して考え出されたATM第1号は、1967年にバークレイズ銀行の北ロンドンの支店に設置されました。その後ATMは信頼性、プライバシー、セキュリティといった不可欠な機能的要素を埋めべく、コンピューター、通信、輸送技術を統合する複数のシステムから成る現在の仕組みへと進化してきました。

資産運用の最適解は
あなた自身の中にある
望ましい結果を思い描き、到達までの過程を逆向きにたどる。そうすると、その結果に向けて必要な要素が浮かび上がってくる。突然のひらめきに思えることも、実はアイデアや経験、機会を結合させようとする意識的で秩序ある活動の産物なのです。
叶えたい生き方が見えてくると、資産の活用法も見えてくる。「人生でやりたいこと、叶えたいことを、実現する方法を学ぶ」というスイッチが入った時にはじめて、それまで身につけてきた資産運用に関する手段や商品の知識が定着します。
あなたの資産運用の最適解へと続く切符は、あなた自身が持っているのです。

ANSWER
資産を人生軸で捉えることが
資産運用・管理の最適解に繋がる

とはいえ、自らの人生について考えるのはとても難易度が高いものです。
資産運用を自分の人生に活用させて、自分の生き方を後押ししてくれるような財産基盤へと発展させていくには「人生そのもの」への洞察が必要になってきます。そもそも、人生の振り返りなんてしても意味がない。あらためて考えたり、自己開示なんてしたくない。そう思う人も多いかもしれません。ただし、間違いなく言えることは、あなた自身があなたの人生から目を背けている状態では、あなたにとって最適な資産運用について検討をはじめることすらできないということです。
「なぜ?」「どうして?」「いつから?」
原体験を探りましょう。過去の記憶のなかで、あなたが情感たっぷりに、強く発言できることは何でしょうか。あなたはなぜ医師を志したのか。どうしていまの仕事をしているのか。あの時の選択は正しかったのか。いまの生き方は理想通りなのか。何に不満や課題を感じ、どうしたいと考えているのか。
自身の熱量の源に迫ることができたとき、理想の未来とそこに向けて取り組むべき課題、そして資産の活用方法が見えてくるはずです。


目指すべきは「自分の理想の人生目的が明確で、そこに向けて資産を活用できている状態」。自らの夢や自己実現や欲求を内観して、やりたいことができている。または、やりたいことをやれるだけのお金の計画を立て、目途が立っている。そんな状態を目指すことが、資産運用の最適解なのです。
まずは理想の人生について考える。
人生の目標達成に向けて逆算することで
あなたの資産運用の最適解は見つかります。