今のペースを崩さず、仕事を続ける

KEIKO NAKAGAWA
総合内科医 |中川佳子
1969年生まれ。大阪府出身。岐阜大学医学部卒業。小学生時代、かかりつけの女性医師に憧れて医師をめざし、総合内科医となる。双子の出産を機に、育児と仕事の両立を図るため実家のある神奈川県に移る。3人の子どもを育てながら現在は総合病院の常勤医として勤め、外来と内視鏡検査を担当している。


私のライフゴール
自分のための時間から得られる、実りある人生。
忙しさの中で忘れてしまっていたやりたいこと。趣味である仏像のスケッチを再開する。
仏像の柔和な表情が、ずっとみていられるぐらい大好きなんです。以前は仏像のスケッチも好きで、小学生のときには仏像の絵巻物を描いて入賞したこともありました。子ども心に大人になってもスケッチを続けていきたいと思っていましたが、医師になると忙しくてまったく時間を作れず、結婚して子育てをしているうちにそんな想いも忘れてしまっていました。
やりたかったことができていないことに気づいたので、日本各地を旅してお寺をめぐりながら仏像のスケッチを始めたいと思っています。


好きなものに囲まれた環境で穏やかな時間を過ごし、まだまだ人間的にも成長したい。
今までは子育てと仕事に追い立てられる日々で、自分だけの時間はありませんでした。
子育てもあと数年で終わる頃合いになり、資産運用のおかげで経済的な余裕も見込めるようになったので、時間的にも気持ち的にも落ち着いて過ごせるようになりたいですね。自分の手の届く範囲に好きな物や事、人があって、好きなものに囲まれた状況が理想です。時間に余裕ができて環境が整えば、新しい趣味ややりたいことも増えてくるでしょう。そういったことを通して人間的な幅も広げられたらと思います。
抱えていた課題・悩み
収入減の不安から諦めたキャリアアップ。育児や将来の支出に対する不安も。
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大学病院で学び直したいことがあったが、その間の収入がネックになってできなかった
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経済的な懸念が、時間の使い方やキャリアに影響を及ぼした
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育休の間の税金の支払い、教育費等の出費に不安を感じていた

BEFORE
「あのときから資産運用をしていれば」と後悔。医師特有の将来の不安も。
総合内科医として働きながら腫瘍内科を大学病院で学びたいと思っていましたが、収入が激減するため断念したことがあります。その頃から資産運用をしていれば、収入が少なくてもなんとかできていたのではないかと今でも心残りです。
育児休業の間、収入がないにも関わらず前年の所得を元にした税金の支払いがあり、税金対策の必要性を感じていました。子どもが双子なので教育費が2倍になること、また3人目の子どもが6歳違いで上の双子と入学のタイミングが重なり、教育費の負担も大きかったです。さらに医師は退職金がないことが多いので、将来の不安もありました。よく老後資金のシミュレーションが紹介されていますが、医師の老後の資金準備は違ったかたちで考えないといけません。
AFTER
まずは自身の支出を分析。分散投資でリスクヘッジし、子どもへの投資も安心。
以前はお金に関して無頓着で、支出の内容を把握できていませんでした。資産運用をするにしても、まず自分が何に使っているのか、お金の流れを数字できちんと追っていくことが大切です。その流れを知ってから、何を補い、何を目的に資産運用をするのかを考える必要があると気づきました。人生はやはりお金と共に考えなくてはいけません。自分の未来を想像するときに、お金がどの程度あるのか把握しておくことで、やりたいことの実現に現地味が出てきます。
今は不動産投資、長期保有の株式投資、ドル建て投資の3つをしていて、子どもが私学の医学部に入る、海外留学するとなっても、不動産を売却するなどで資金調達を考えています。子どもへの投資も楽しみのひとつですね。
VISION
&
STORY
ワークライフバランスをとりながら、患者に寄り添い続ける。
55
歳〜65
歳〜定年後は地域のクリニックで勤務し、現状よりも仕事量をコントロールしつつプライベートの時間も確保する
75
歳〜ほぼリタイヤ状態ながら、週1〜2日ほどの勤務は続ける。総合内科医として、一人の患者さんを全人的に診る医療を全うしたい


他疾患併存をマネジメント。それが総合内科医の役割。
人間は歳を重ねると複数の疾患が併存してくるものです。疾患ごとに各診療科が治療を進める上でどうしても薬の副作用など相容れない部分が出てきて、それぞれの治療が難しくなります。そこをマネジメントするのが総合内科医の役割だと医師になった際に教わり、使命感を感じました。その教えを守り、定年を過ぎてからも総合内科医として仕事を全うしたいと思っています。
患者の人生、背景、想いを尊重し、治療につなげる。
総合内科医は疾患だけを診ていてはいけません。この患者さんはなぜこの疾患になったのかを読み解き、お住まいの環境や周囲の人たちとの関係性、患者さんご本人の想いなど、さまざまな背景を合わせて考え、治療に反映していく必要があります。日進月歩で発展する医学を常に学んでアップデートする一方、私自身の人間的な幅も広げ、患者さんに寄り添った医療を提供していきたいですね。

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